高血圧の治療法

高血圧症を放置しておくと、のちに多くの重要な疾患を発症するリスクが高くなります。
なかには命に係わる疾患も少なくありません。
そのために治療することがとても大切とされています。

血圧計と降圧薬最も多く行われているのは降圧薬による治療です。
降圧薬によって血圧を下げることで、脳卒中のリスクは4割・心筋梗塞は2割も減少したという結果も報告されています。
降圧薬にはいくつかの種類があり、人によって適応する薬は異なります。

また、持病がある人には禁忌とされている組み合わせもあるために注意が必要です。
しかし最も重要なことは降圧薬による治療には限界があるという事です。

降圧薬は血圧を下げることが目的であり、高血圧の原因を取り除くものではありません。
降圧薬を一度服用すると一生飲み続けなければならないと言われるのはそのためです。
そこで薬を増やさない、出来れば止められるといった目標を叶えるためには生活習慣を修正することが大切です。
生活習慣病の増加で高血圧の人口が増え続ける昨今、こうした生活習慣の見直しによる高血圧治療が強く推奨されています。

1日当たり食塩1gを減らすことは、約1mmHgの降圧が見込めると言われています。
そこで1日当たりの食塩摂取量が6g未満となるような食事を摂ることがおすすめです。
カリウム・マグネシウム・カルシウムといったミネラルはたくさん摂取することで降圧作用があるとされています。
野菜や果物・低脂肪の乳製品は積極的に摂るといいでしょう。

肥満と高血圧の関係性は明らかであり、肥満の人はカロリー制限によって減量を行うことが基本となります。
体重1㎏あたり1mmHgの降圧が見込めるとも言われているほか、肥満の解消は血液中の糖や脂質の改善にもなり多くのメリットがあるのです。

喫煙や飲酒は辞めるべき?

高血圧の治療において禁煙はかなり重要となります。
タバコは将来の病気リスクを高めるだけでなく、1本吸うたびに15分間血圧が上昇することがわかっています。
高血圧の状態でタバコを吸えば、更なる血圧上昇へとつながるために絶対に禁煙することが必要なのです。

一方で飲酒はというと、大量でなければ問題はないとされています。
男性であればビール中ビン1本程度であれば、飲酒後の血圧は低下し翌朝までその状態が続くとも言われています。
量の制限は必要ですが、少量であればむしろ死亡リスクを下げる効果も期待されているのです。

他の治療法にはストレスとの付き合い方というものがあります。
最も良いのはストレスの多い生活は避けるということですが、すべてを避けることは難しい人も多いでしょう。
その場合はストレスに上手く対応する手段を身に着けることが有効とされています。
趣味や休日の過ごし方で上手くストレスを発散する方法や、心理面でストレス耐性を身に着けるといった対策をとることもあります。
高血圧の治療というのは、薬だけに頼らない多方面からのアプローチが有効ということなのです。

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